最近、SNSや人間関係をリセットしたくなる時あるんだよね…
もしかしたら、「人間関係リセット症候群」かもしれないね
人間関係リセット症候群?
「本音を言えなくて人と関わるのが辛い…」
「人間関係が嫌で、SNSのアカウントを消してしまう」など
人間関係でストレスを抱えて、関係を急にリセットしてしまうことは
「人間関係リセット症候群」と呼ばれているんだ。
人間関係リセット症候群とは?
人間関係リセット症候群とは、普段関わりのある人との関係を急に絶ってしまう現象です。
衝動的に連絡先を消去したり、SNSを退会したりと、人間関係をリセットする行動を繰り返すことがあります。
これが悪化すると、転職や離婚を繰り返すケースも見られます。正式な病名ではありませんが、精神疾患や特性が影響している可能性も考えられます
【人間関係リセット症候群】5つの特徴
他人からどう思われているかを気にする
自分の意志よりも人からどう思われるかを気にしてしまい自分軸ではなく「他人軸」の考え方で、
人間関係上のストレスをためやすいでしょう。
・人から嫌われていると感じやすい
・自分の意見をおさえてしまうことが多い
・人にどう思われているかが気になりすぎる
周囲からどう見られているのかを気にしてしまい、これまでの振舞に疲れてリセットしてしまう。
本音を言える人がいなく、一人でいるのが楽
本音を話しても理解してくれないだろうと感じてしまう。
・食事や遊びやなど1人行動が楽
・人を信用できない
・本音を言える相手がいない
信用できる人がいないと、本音を話すことに抵抗やハードルが高くなりストレスが溜まってしまう。
ネガティブ思考
・何を考えてもマイナス思考になる
・良いアイデアがでない
ネガティブ思考の人は、他人の些細な発言や行動に過敏に反応し、自分を責めたり傷ついたりしがちです。その結果、人と距離を置き、積み重なる経験から人間関係をリセットしたいという心理に陥ることがあります。
ストレスに弱い
・関係ないストレスを感じてしまう
・他人の機嫌に敏感
周囲の雰囲気や他人の機嫌に敏感な人は、不要なストレスまで感じ取りやすく、人間関係リセット症候群に陥りやすいです。
ストレス耐性が低く、蓄積したストレスを解消するために、すべての人間関係をリセットしようと考える傾向があります。
完璧主義
完璧主義な人は、周囲からの評価を過剰に気にし、過度に頑張りすぎることで自分を精神的に追い込みがちです。
人間関係でも理想と現実のギャップに苦しみ、完璧な関係を求めてリセットを繰り返すことがあります。
ゼロイチという考え方もリセット癖にも繋がりやすい
【人間関係リセット症候群】の人に見られがちな行動
人間関係リセット症候群の人は、以下の行動が見られます。
・突然連絡を絶つ
返信が面倒、疲れ、嫌なことを言われたなどの理由で、急に連絡を返さなくなる。家族や親しい友人とは連絡を取るが、特定のコミュニティの人とは断絶することも。
・SNSアカウントや連絡先の削除
衝動的に全ての連絡先やSNSアカウントを削除し、人間関係をリセットする。
・頻繁な転職や引越し
問題を避けたい、環境を変えたいという心理から転職や引越しを繰り返す
【人間関係リセット症候群】の原因
人間関係リセットの原因には、曖昧な状態への不安や耐性の低さがあります。自分が無理して関係を続けている、または相手が無理して自分に合わせているのではと不安を感じ、その曖昧さに耐えきれず、関係を断ち切ってしまうのです。
外部要因だけでなく、個人の性格や特性も関係しています。主な原因を以下にまとめます。
- 人間関係がうまくいかない
- 人付き合いが面倒、上司や同僚との相性が悪いなどで、努力せず衝動的に関係をリセットする。
- 人付き合いへの疲れ
- 他人の目や評価が気になり、過剰に気を遣って疲れ、すべてをリセットしてしまう。
- 発達障害
- コミュニケーションの困難さから、ストレスを感じやすく、衝動的に関係を断ち切る。
- HSP気質
- 共感力が高く、他人に気を遣いすぎるため、ネガティブ感情を抱え込み、リセットに走る。
- 他人に嫌われていると感じる
- 過剰に考え込み、他人に嫌われる不安から逃げるため、関係をリセットする。
- 人間関係への執着がない
- 環境の変化に合わせて過去のつながりを簡単に断ち切り、音信不通になることがある。
これらの要因が重なり、人間関係リセット症候群に陥ることがあります。
【人間関係リセット症候群】メリット・デメリット
人間関係リセットにはメリットとデメリットがあります。
- 心機一転: 新たなスタートを切るため、SNSアカウント削除や職場・住居の変更が役立つことも。
- 悪い縁を断ち切る: 自分にとってマイナスな人との関係をリセットすることで、有意義な時間を過ごせるようになる。
- ストレス軽減: 人間関係からのストレスを減らし、精神的な安定を得られる場合も。
- 友達がいなくなる: すべての関係をリセットすると孤独になり、相談や助けを求められなくなる。
- 関係が築きにくくなる: 少しの衝突やすれ違いでリセットする癖がつくと、長期的な人間関係が築けなくなる。
改善方法
SNSを放置する
SNSは、アカウントを消去すればすぐに関係を切れるため、人間関係のリセットが起きやすいです。
一度リセットすると癖になりやすいので、リセットしたくなっても一旦放置しておきましょう。
リセットではなく、SNSに触れる時間を減らしましょう
「通知をオフにする」「SNSを見ない時間を作る」など、SNSから一時的に離れるようにして、影響を受けないようにすることが大切です。
他人軸ではなく自分軸で考える
他人に軸を置くと、相手の気持ちや評価に敏感になり、ネガティブな感情に巻き込まれやすいです。
自分の目標や価値観に軸を持つことで、他人の影響を受けにくくなり、ストレスを減らせます。
まずは、自分の気持ちやペースを振り返り、自己軸を確認することが大切です。
不安や悩みを書き出してみる
人間関係をリセットしたくなったときは、原因や不安、悩みを紙に書き出してみることをおすすめします。
書き出すことで自分の感情を客観的に見つめ直し、リセット以外の解決方法を見つける手助けになるかもしれません。
適度な距離感で人付き合いする
すべての人と深く繋がる必要はありません。
自分にとってマイナスな人付き合いは避け、適度な距離感を保つことでストレスや不安を減らし、人間関係を円滑に保つ努力をしましょう。
嫌いな人を無理に忘れようとしない
人間関係を全てリセットするのは、嫌いな人を無理に忘れようとする行動の一つです。
嫌な感情を避けるために、そうした人から距離を置くことがあります。
しかし、「知り合い以上友達未満」のように、適度に「ゆるく」つながっておく方が良いでしょう。
これにより、曖昧な状態でも自分の感情をコントロールしやすくなり、自分の目標に集中しやすくなります。
時間と共に嫌いな人の記憶も薄れ、徐々に自分の成功体験を積み重ねることができるでしょう。